倉敷市児島にある味野医院の医師である吉村勲さんの抽象画の作品展が天満屋倉敷店で開かれています。
会場には、黒をメインカラーに赤や青、緑などを組み合わせた抽象画33点が並びます。
どれもこの1年間で描いた新作です。
作品を手掛けた吉村勲さんは倉敷市児島にある味野医院で精神科医として勤務しています。
吉村さんは年間でのべ3000人の患者を診察していて、患者と接する中での自分の感情や心の中などを抽象画としてキャンバスに表現しています。
また、精神科の診察で大切なのは医師と患者が共感することです。吉村さんは診察に加え、
絵を通して患者との共感を作品にしています。
このほか、吉村さんの孫3人による書道や絵画作品も展示されています。
作品展を通して忙しくてなかなか会えない孫たちとの交流の場にしたいと考えているそうです。
吉村勲展―黒の記憶―は、今月6日(月)まで天満屋倉敷店で開かれています。