倉敷市連島町西之浦にある国指定登録有形文化財「旧中山家住宅」敷地内の神社の修復が行われ、きょう(12日)から一般公開が始まりました。
旧中山家住宅の裏山に開園した「依代の杜」です。
明治から昭和にかけて活躍した実業家・中山 説太郎が邸宅を建設した際、造船業や漁業などにも関わっていたため海上交通の安全や大漁を祈願しようと四国の金毘羅宮から御神体の分霊を受け祀っていました。
神社の社殿や参道は長らく手付かずとなっていましたが、去年(2023年)4月から旧中山家住宅保存会のメンバーを中心に改修・整備が行われ、きょう(12日)から一般公開が始まりました。
参道の入口近くには昭和の初め頃、兵庫県にあった中山家の別邸から移された京都伏見稲荷の御神体も祀られています。
金毘羅宮のすぐそばには福禄寿に似た岩も鎮座していて、新たなパワースポットにあやかろうと、地域内外から多くの人が参拝に訪れていました。
金毘羅宮の一部は現在も改修中ですが、今月末までには改修が完了する予定です。
開
旧中山家住宅
【開館日時】土・日・祝日 午前10時~午後4時
【入館料】 大人一般500円 小中学生300円 未就学児無料