KCTで3日間、チャレンジワーク=職場体験してくれました倉敷市立多津美中学校の2年生 大倉さんが、ラピス会の作品展を取材しました。
***********************
岡山の美術工芸作家5人によるグループ「ラピス会」の作品展が、天満屋倉敷店で開かれています。
倉敷ガラス、備前焼、布アート、ジュエリー、そして油絵。
それぞれジャンルの異なる5人の作家ですが、父が芸術家という共通点がある「ラピス会」です。
毎年5人が作品を持ち寄り、展示会を開いています。
今回初めて「黒」というテーマを決め、5人それぞれが作品の魅力を輝かせています。
普段の生活でも日常的に使えるような作品をつくる倉敷ガラスの二代目・小谷栄次さん。
黒の倉敷ガラスは、今回をあわせて3回しか世に出されていない貴重な作品です。
ガラス工芸家の松島巌さんの娘で、布アート作家の松島千紗さんは、包帯などを染めた生地で、ワニやバラなどをカラフルにつくっています。
松島さんが今回つくった黒の作品は、黒以外に青や黄色などを混ぜたそうです。
ジュエリー作家の内山直人さんは、ピカピカ光る仕上がりになる鉄としっとりとした仕上がりになる真鍮を使った作品をつくっています。
鉄と硫黄を組み合わせ、素敵な黒のアクセサリーができました。
また、陶芸家の金重潤平さんは、素材の良さを全面に生かした備前焼をつくっています。
備前焼のランダム性を用いた作品作りについて熱く語ってくれました。
そして、祖父と父も芸術家の画家・児島慎太郎さんは、訪れた北海道の風景を油絵にしました。
ラピス会の作品展は、5月27日月曜日まで、天満屋倉敷店4階美術画廊で開かれています。
お時間がある際には、ぜひ5人の作家さんの作品を見に行ってみてください。