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逃げ遅れ0を目指す 真備町川辺で防災フェス

「逃げ遅れ0」を目指し、支え合いのまちへ。
西日本豪雨災害を教訓に取り組んできた倉敷市真備町川辺の「地区防災計画」の素案が完成し、2日(日)に開かれた防災イベントでお披露目されました。

2日(日)、倉敷市の川辺小学校で開かれた防災イベントのなかで川辺みらいミーティング実行委員会、川辺地区まちづくり推進協議会、川辺復興プロジェクトあるくなど地区防災計画の作成のためつくられた地域住民団体「川辺ぼうさいチーム」のメンバー5人が登壇し5月に完成した地区防災計画をお披露目しました。
川辺地区では今後いつ起こるかわからない災害をどう乗り越えていくか話し合う場として「川辺みらいミーティング」を2019年から開いています。
その活動の中で防災の備えとして地区防災計画を作成することを決定。
昨年2月に「川辺ぼうさいチーム」を結成し逃げ遅れ0の地区を目指し話し合いを重ねました。
そして先月完成した西日本豪雨災害の教訓を踏まえて作成した「みんなのぼうさいガイドライン」です。
キーワードは「誰にでもわかりやすく」。
「マイ避難先」を事前に3カ所ぐらい考えておくことや自身が避難する目安「避難スイッチ」を決めておくことなど事前に備えるべきことを小学生から高齢者まで誰が見てもわかりやすいようにまとめたものになっています。
さらに災害が発生した時に役立つ川辺地区の緊急連絡体制や真備地区の指定緊急避難場所などの情報を掲載。
川辺地区が独自に取り組む黄色いタスキを玄関先にかけて安否を確認する「黄色いタスキ大作戦」についても書かれています。

素案は倉敷市に提出し来年1月に開かれる倉敷市防災会議で審査を経て地区防災計画に反映される見通しです。
また、冊子は6月末に川辺地区の全1760世帯に配布します。

そして、防災イベントではもしもの時の備えとして必要な非常食や電池で簡単に使える防災グッズを展示。
さらに自ら体験して防災について学ぶ体験コーナーも設けられました。
こちらは災害時に学校などに設置されるマンホールトイレを設置する体験コーナー。
トイレを覆うテントの骨組みを組み立てたあと、専用のマンホールに便座イスを取り付けるだけの簡単な作りになっています。

ほかにも川辺小学校5年生が地区内の危険な場所などをまとめた地図や緊急車両の展示などが行われ、住民にとって災害に備える大切さを再認識するイベントになりました。

またこの日、玄関前に黄色いタスキを掲げ安全を知らせる訓練も行われ1760世帯のうち、949世帯がタスキを玄関先に掲げました。
世帯数が増えているのにもかかわらず参加率は65.9%と過去3回のなかで最も多くの住民が参加する結果となりました。
西日本豪雨災害から6年。
川辺地区では、今後も「逃げ遅れ0」を目指し、活動を続けていきます。

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  • 放送日:2024/06/04(火)
  • 担当者:岩本 在斗
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