雨が降る中、高梁川の河川敷には消防団、総社市の職員と一般市民、あわせて300人が集まり、午前6時30分から訓練を行いました。
まずは、浸水を防ぐ方法。
土のうです。
1袋で20kgの土が入りますが、土のうを作る時はスコップ5杯分、約10kgから14kgにするのがポイントです。
パンパンにすると重ねた時に土のうが密着しにくくなり、水が漏れやすくなるためです。
消防団員は、スピード重視で次々と土のうを作り、積み上げる訓練を行いました。
一般市民も、土のう作りを体験します。
近くの川や用水路が氾濫しそうなとき、初期対応として役に立ちます。
積む時は土のうの結び口を水が流れる方向に置くことで頑丈になることなど、アドバイスを受けていました。
水の事故を想定した訓練もありました。
溺れている人への初期対応に役立つのがペットボトルです。
空の状態だと届かないですが、水を少し入れるだけで変わります。
参加者は経験しながら、いざという時の対応方法を確認していました。
総社市では2年に一度、出水期に水防訓練を行っていて、2018年に豪雨災害を経験してから、より実践的なプログラムに変えています。