倉敷市議会6月定例会がきょう(10日)開会し、伊東香織市長が5期目を迎えての所信を表明しました。
あわせて、市長公約の事業を盛り込んだ一般会計補正予算など19議案が提案されました。
本会議の冒頭で、今年4月の選挙で5回目の当選を果たした伊東香織市長が4年間の決意を語りました。
きょう議会に提案された倉敷市の6月補正予算案は一般会計の総額が106億4100万円あまりで、市長の公約に関する事業には、あわせて11億8100万円あまりの予算が計上されています。
市長が最も力を入れる防災分野では、市内3ヵ所目となる防災備蓄倉庫を玉島地区に整備する費用に568万円。
文化・産業分野では、MICE誘致に向けて外国人を対象にした民芸などの体験プログラムを作る費用に3600万円、みらいを見据えたまちづくりとして、船穂公民館と船穂憩の家を複合化する事業に1億9600万円、庄支所と庄分団の消防機庫を一体化する事業に8600万円を盛り込んでいます。
補正予算案のうち、低所得者などを対象にした国の給付金事業54億3900万円については、速やかに給付するためきょう(10日)全会一致で可決されました。
また、今月11日をもって任期満了となる原孝吏副市長に代わって建設局長などを歴任した小松賢治さんを選ぶ人事案も提案され同意されました。
現職の生水哲男副市長は再任され、二人とも任期は今月12日から4年間です。
なお、今議会からバリアフリー対応として傍聴席のモニターとインターネットの生中継映像にAI自動生成の字幕が表示されるようになりました。
倉敷市議会6月定例会は、14日(金)から一般質問が始まり、28日(金)に議決、閉会する予定です。