早島町に半世紀以上伝わる伝統の盆踊りを、次の世代へつなごうと講習会が開かれました。
早島町には、1966年から踊り継がれている盆踊りが2曲あります。
新早島小唄は、日傘をかぶって夏の暑い時期にい草を刈り取り、縄で縛り、持ち上げる農作業の動きを踊りで表現しています。
もう一曲、早島ござ織り唄は、刈り取ったい草を色染め、泥染め、天日干しする作業や、機械でござを織る動きを取り入れています。
いずれも早島の伝統産業花ござづくりをテーマにした歌と踊りです。
毎年8月に町役場の近くで開かれている「備中はやしま夏祭り」で、やぐらを組んで町民が踊っています。
最近は新型コロナで夏祭りの中止が相次いだため、若い世代の踊り手がいなくならないか心配されています。
盆踊りの講習会は、次の世代へ踊りを継承することを目的に初めて開かれました。
子どもたちに踊りを指導することを想定して、保育所や児童館の職員などが参加しました。
地元で長く盆踊りの指導を行う星島朝子さんのアドバイスを受けながら、踊りのポイントを学びました。
早島伝統の盆踊りは、8月3日(土)に開かれる「備中はやしま夏祭り」で、参加者が輪になって踊ります。