倉敷中央病院で子どもたちが病院の仕事を体験するイベントが開かれました。
倉敷中央病院で開かれたイベント「オープンホスピタル」には、病院の業務体験をはじめ検査や体などについて学べる32のコーナーが用意されました。
外来の診察体験では、白衣を着た子どもたちが実際の診察室で医者になりきり模擬診察を体験。
看護師のブースでは、注射器を使って薬の注入や点滴を体験したほか、ユニフォームで記念撮影も行いました。
薬剤師体験ではお菓子を薬に見立て、処方箋を見ながら調剤します。
機械を使って1回の服用分ずつ袋に入れていきました。
特に人気だったのはオペ室での体験です。
手術センターの一部を開放し、手術用のガウンと帽子を身に着けた子どもたちが手術室に登場。
実際の手術で使う内視鏡で覗きながらかんしを使って内臓の模型を動かしたほか、3Dの顕微鏡では専用のサングラスを使って、モニターに映し出された対象物が、大きく、そして立体的に見える様子を体感しました。
手術で使う器具も使い方を教わって体験します。
こちらでは、切ったおなかの中を器具で開いて見る時と同じ動作に挑戦です。
縫合した後の糸さばきにも挑戦しました。
子どもたちは苦戦しながらも両手で違う器具を扱いながら糸を結んでいました。
倉敷中央病院では、小中学生を対象に体験イベントやスタッフとの交流を通じて医療従事者の仕事に興味をもってもらおうと、病院の仕事が体験できる「オープンホスピタル」を2017年から開催しています。
今年のオープンホスピタルには約1750人が参加しました。