玉野警察署は大規模災害の発生時署の機能を別の場所に移転させる訓練を行いました。
訓練は、大規模な地震の発生によって警察署が浸水し使えなくなったという想定で行われました。
署員たちはまず浸水対策として嵩上げされた倉庫から災害警備用の資材を積み出し災害発生時に使用できる協定を結んでいる玉野スポーツセンターへと運びます。
到着後、施設内に警察署の機能を移した災害警備本部を設置。
無線を使って県警や玉野市内各所から被災状況を収集します。
きょう(12日)は田井東交差点の信号機が停電によってつかなくなったという想定で復旧の訓練も合わせて行いました。
署員たちは、現場に到着後手信号で現場の交通整理を行いながら発電機の到着を待ちます。
発電機が届いた後は信号を制御している操作盤に電気を供給し、信号機を復旧させました。
この訓練は、玉野警察署が大規模災害に備え毎年、行っているものです。
玉野警察署は平成16年に発生した台風16号によって庁舎が約50センチの高さまで浸水する被害を受けています。
玉野警察署はスポーツセンターの他に玉野高校とも災害時の使用協定を結んでいます。