倉敷市連島町矢柄の家庭菜園でジャガイモの株に緑色の実が育っているという情報がありました。
実が発見された畑を石原記者が取材しました。
倉敷市連島町矢柄で10年以上趣味で野菜や果物を育てている浜田ヤヨイさん。
3日前、ジャガイモの株に実がなっているのを初めて発見したそうです。
浜田さんはこれまでジャガイモを育てる際は株に咲く白い花を取って手入れをしていました。
しかし今年はジャガイモを植えておらずこれらの株は去年の春に収穫しきれなかったジャガイモが今年も芽を出したものとみられ、気が付くと実ができていたということです。
土の中はどうなっているのか実がついている株を掘って収穫してみることに…なんと立派な男爵イモが収穫できました。
倉敷市立自然史博物館の学芸員鐵慎太朗さんによるとジャガイモの品種によって実のなりやすさが異なるそうです。
今回収穫した品種、男爵イモは株に小さな実がなることはありますが、ミニトマトほどの大きさの実がなるのは非常に珍しいとのことです。
株のめしべに花粉がつき受粉がうまく行われたことで今回実がなったとされています。
浜田さんは現在ネギやスイカなどを育てていて日当たりや水はけの良い畑の特徴を生かし、今後もおいしい作物をつくっていきたいと話します。
ジャガイモの株になる実は完熟すると黄緑や黄色に変化し品種によっては実をたべることもあるそうです。
今回発見された緑色の実はジャガイモの芽と同じソラニンという毒素を含むため食べないほうが良いとされています。