岡山県立倉敷工業高校で妊娠や子育てをテーマとした授業が行われ、男子生徒が学校を訪れた子育て中の親子とふれあいました。
倉敷工業高校を訪れたのは生後2か月から3歳までの乳幼児と保護者24組です。
授業は、電子機械科の2年生78人を対象に行われ、はじめに、倉敷市の助産師長谷川喜久美さんの話を聞きました。
長谷川さんは、妊娠や子育てについて自身の経験を交えながら話し、未来の親となる高校生たちに命について考える大切さを伝えました。
続いて、生徒たちは実際に親子と交流しました。
最初は子どもたちの思いがけない反応に戸惑いを見せる生徒たち。
保護者からのアドバイスを受けながら次第に優しく声をかけたり、抱っこやハイタッチができるようになりました。
子どもたちの愛くるしい姿に男子高校生は普段見せないような柔らかい表情になってふれあっていました。
この取り組みは保健体育の授業の一環として行われ、倉敷工業高校としては初めての試みということです。
生徒たちは授業の最後に保護者から育児についての体験談を聞き、自身で子育てを行うイメージを膨らませていました。