倉敷市の絵画グループ赫祥会の作品展が倉敷市立美術館で開かれています。
倉敷を拠点に活動する赫祥会は1965年に画家の故・柚木祥吉郎さんが会派や様式にとらわれず会員それぞれが個性を伸ばしながら絵を学べるグループを目指して結成し、今年で59年目を迎えます。
現在は19人の会員が所属し月に一度、倉敷市の公民館で活動していて、成果発表の場として年に一度、作品展を開催しています。
会場には風景画や人物画など様々なジャンルの力作46点が並んでいます。
グループ創設時からの唯一のメンバーで現在会長を務める藤原眸さんは、奈良県の聖林寺にある国宝・十一面観音立像を繊細に描き上げました。
松尾恭子さんはバレエ音楽『くるみ割り人形』の世界観を画に落としこみ子どもから大人まで幅広い人が楽しめるように表現しています。
そのほかにも、地元の風景や何気ない日常を切り取ったものなど個性あふれる作品が展示されています。
赫祥会の作品展は7月7日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。