中学・高校生を対象に、解剖を通じて眼の仕組みを学ぶ体験講座が、川崎医療福祉大学で開かれました。
地域の人に眼の大切さを知ってもらう講座には、中学生・高校生とその保護者あわせて40人が参加しました。
今回、眼の仕組みを学ぶために解剖するのは、こちら。
豚の眼です。
人間の眼によく似ていて、複雑な仕組みと働きを理解しやすいそうです。
筋肉や脂肪を取り除いた豚の眼球を二つに割ります。
すると、中からゼリー状の液体が。
これが硝子体です。
丸い眼の形を保つ役割があり、光を目の網膜に届けます。
さらに、カメラのレンズと同じような働きをする水晶体も取り出して、眼の構造と役割を学びました。
この講座は、眼科の検査や目の不自由な人のリハビリなどを担う視能訓練士を養成する川崎医療福祉大学の視能療法学科が主催して開かれました。
川崎医療福祉大学では年に数回各学科の学習分野を一般の人にも理解してもらうこのような講座を「公開セミナー」として開いています。
次回は8月3日(土)、主に高校生を対象に、ドクターヘリの見学と救急搬送についての体験学習会を開くということです。