きょう(16日)から全国一斉に始まった海の事故ゼロキャンペーンに合わせ、水島海上保安部が啓発活動を行いました。
水島海上保安部の職員やコンビナート企業の関係者など約40人が集まって、海の事故ゼロキャンペーンの出発式が行われました。
一日海上保安部長に、旭化成水島製造所の浜田佳奈さん、一日船長に本多祐大さんを任命し、水島海上保安部の田添太志部長が委嘱状を渡しました。
一日海上保安部長と一日船長は、さっそく巡視艇みずなみに乗り込み、下津井沖までパトロールに出ました。
キャンペーン期間中は、ライフジャケットの着用や船の見張り徹底など、4つの重点項目を掲げて啓発します。
去年岡山県の沿岸では43隻の船が事故を起こしています。
そのうち27隻がプレジャーボート、次いで貨物船が10隻となっています。
事故の半数近くは故障や燃料・バッテリー切れが原因であることから、船の定期的な検査や整備を確実に実施するよう呼びかけました。
県内ではマリンレジャーでの人身事故も去年多かったことから、水島海上保安部では、「複数行動をとること」「気象情報を確認すること」などを呼び掛けています。
マリンレジャーの事故(岡山県内)
2023年 11件(過去10年で2番目に多い)