倉敷市水島地区で1960年代に誕生した「水島音頭」。
30年ほど前に踊られなくなったこの踊りを復活させようと地域住民が練習に励んでいます。
1960年代に作られた「水島音頭」は、輪になって踊り、内側を向いて手を繋ぐ振り付けが特徴です。
歌詞には「海の銀座」「並ぶ工場」など水島地区を表すフレーズが入っています。
かつて水島港まつりで踊られていましたが、30年ほど前に水島音頭を編曲したことに合わせて踊りも変化しました。
約30年間地域で途絶えてしまったこの踊りを来月の夏祭りで復活させようと、栄町連合町内会のメンバーが立ち上がりました。
練習会には、栄町連合町内会のメンバーをはじめ近隣の常盤町や弥生町の住民など17人が集まりました。
踊りは、栄町出身の日本舞踊家・藤間美琴さんが指導します。
久しぶりに踊る人も、初めて踊る人も水島音頭の振りをひとつひとつ確認しながら輪になって楽しく練習しました。
そして「水島音頭」に加えてもう1曲。
「水島音頭」と同じ時期に作られた「水島小唄」。
この曲は、手ぬぐいを持って踊ります。
水島小唄も水島港まつりの総踊りなどで使われていましたが、水島音頭とともにその歴史は途絶えていました。
伝統ある2つの曲を後世に残していこうと住民たちは練習に励みます。
栄町の夏祭り「水島音頭で盆おどり」は、8月3日(土)に水島東栄町第6公園で午後6時から開催されます。
※8月3日午後6時~9時
雨天時は4日(日)に順延