KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

倉敷市は、大阪に新たに誕生する商業施設にアンテナショップを出店します。
あすのグランドオープンを前に、きのう内覧会が開かれました。

倉敷市のアンテナショップは旧大阪中央郵便局の跡地にこの春竣工した、ＪＲ大阪駅直結の大型複合ビル『ＪＰタワー大阪』の中にあす３１日オープンする商業施設『ＫＩＴＴＥ大阪』に出店します。
地下１階から地上６階に飲食や物産など１１４の店舗を構えています。
２階は日本各地の魅力を発信するフロアになっていて、全国からグルメを中心とした特産品を取り扱うショップが集まります。

キャッチコピーは『もっとくらしきくらしきもん』。
倉敷の人、モノ、コト、などの魅力をもっと知ってもらいたい、来てもらいたいという思いが込められています。
店の面積は約３５平方メートルで、シックで落ち着いた店内には７０メーカー、５００種類、１万点の商品が並びます。
銘菓・むらすずめや、果物のジャムなどの食品や、デニム製品をはじめ畳縁や真田紐など倉敷を代表する繊維製品の数々。
そして、倉敷ガラス、玉島だるまといった伝統文化を感じる民藝品が揃いました。
生産者の写真も合わせて展示し、商品だけでなく作り手の顔が見える販売方法も特徴です。

倉敷でのなじみの商品に加え、新しく企画されたものも・・・・
倉敷市田ノ上で３０年以上愛されている洋菓子店「葡萄園」のもので、パティシエがいちから手作りしています。
いちごやピスタチオなど人気フレーバーの５種類をひとつの缶にまとめた、ギフトにぴったりの商品を企画しました。
また、店内では倉敷の文化を伝えるデジタルサイネージや、観光や移住に関するパンフレットを活用し情報発信もしています。

自治体が運営するアンテナショップとしては、岡山県が１０年前に東京の新橋駅前に出店し、倉敷市の物産品も取り扱っています。
岡山県内の市町村が、単独でアンテナショップを出すのは初めてで２０２７年３月までの営業を予定しています。
（※営業実績により更新する可能性があり。）

このショップを、倉敷をＰＲする関西の拠点とするとともに、来年４月に開催を予定している大阪・関西万博への国内外からの観光客をターゲットに、倉敷への誘客につなげていきたいとしています。

同じく２９日に、倉敷市と倉敷商工会議所、公益財団法人大阪観光局が観光連携協定を結びました。
大阪観光局 溝畑宏理事長と倉敷市の伊東香織市長、倉敷商工会議所の井上峰一会頭が出席して協定書に署名しました。
連携協定は、三者が密に連携することで、大阪と倉敷の観光交流の拡大を促進し、お互いの地域の活性化を図ります。
ＫＩＴＴＥ大阪のオープンはあす３１日です。
アンテナショップ『クラシキ』ではオープン初日、２０００円以上購入した人へ藤戸饅頭をプレゼントします。
また、ワークショップ「デニムストラップ作り体験」も行われます。