病院での検査や病気の治療を支える役割を担う技師の仕事を体験するイベントが開かれました。
臨床工学技士、診療放射線技師、臨床検査技師でつくる県内3つの団体が合同で企画した体験イベント。
「本気で病院ごっこしよう!」です。
こちらは臨床検査技師の仕事です。
超音波・エコー検査では、器械をゼリーの容器にあてて、どんな果物が入っているのか探ります。
放射線技師は、CTやMRIといったX線を使う機械で体の中を撮影する仕事です。
イベント会場には持ち運びが可能なレントゲンが展示されました。
重さは30kgで、島での医療や災害が起こった時の健康管理にも役立つそうです。
日常生活にもあふれる放射線を機械で測る体験もありました。
お菓子に入っている塩=カリウムで少し反応が出るのに、子どもたちも興味津々。
自分の身体にも機械をあててみますが・・・こちらは、内視鏡手術。
鉗子という器具で、先に付いたハサミをマジックハンドのように動かします。
今回つかむのは、飴玉です。
そして、1秒間に5万5000回振動する超音波メスを使って鶏肉をさばきます。
このような手術の道具を操作したりメンテナンスするのが、臨床工学技士です。
参加者は本物の医療機器に触れながら、病院の治療や検査を支える技師の仕事を楽しく理解しました。
なお、岡山県内では臨床工学技士、診療放射線技師、臨床検査技師の3つでおよそ3000人が、県内100あまりの医療機関で働いているということです。