岡山県内をはじめ全国の学生が手がけた優秀作品を一堂に展示する西日本墨心会の書道展が倉敷市立美術館で開かれています。
45回目の開催となる今年の書道展には岡山県を中心に活動する書道教室西日本墨心会が全国から募ったおよそ1320点の作品が並んでいます。
学生の部では、幼稚園児から高校生およそ880人の受賞作品が展示されています。
とめ、はね、はらいなどの線の強さや美しさ、文字のバランスなどが書道の魅力として高く評価されました。
大賞に選ばれたのは倉敷工業高校3年藤原帆夏さんの作品です。
仮名文字ならではの繊細な筆遣いで和歌集が書かれています。
このほか、現在の楷書のもととなった篆書の作品も並んでいます。
また、大学生以上の一般の部では、自由なテーマで作品の世界観を表現しています。
こちらは美しいという標準の漢字とは異なる異体字です。
ほかにも、オリジナルの言葉を考えて書いた作品や、好きな言葉が書かれたはがきなど、出展した人の思いが作品に込められています。
西日本墨心会の書道展は8日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。