倉敷芸術科学大学の卒業生で吹きガラス作家の田井将博さんによる作品展が開かれています。
香川県出身の田井将博さんは倉敷芸術科学大学ガラスコースの1期生として倉敷ガラスの小谷眞三さんからガラス制作を学びました。
現在、地元・香川に工房を構える田井さんは自分の作品を見てもらおうと定期的に倉敷で個展を開いています。
会場の日本郷土玩具館プラスワンギャラリーでは田井さんのガラス作品およそ250点が展示・販売されています。
小谷さんからガラス作りを学んだ田井さんが大切にするのは日常使いできることです。
毎日気軽に食卓で使ってもらえるようにとふちを厚く作り、ほかの食器の中にバランス良く溶け込むようデザインはシンプルにしています。
輪花上から見るとまるで花が咲いたように見えるこちらは、近年田井さんが製作している「輪花」をテーマにした作品。
ふちは、琥珀色に装飾しています。
また、こちらは田井さんが最近ハマって作っているという足つきのグラスです。
手で持ちやすくするため短くした足がかわいらしいこちらのグラスも気軽にお酒などを楽しんでほしいという田井さんの思いが込められています。
日常使いしやすい田井さんのガラス作品の展示・販売は今月16日(月・祝)まで日本郷土玩具館プラスワンギャラリーで行われています。