倉敷美観地区周辺にあるトイレの現状を調査した結果が、倉敷市中心市街地活性化協議会で報告され、改善策などが議論されました。
5年ぶりの対面開催となった倉敷市中心市街地活性化協議会で、山口勝正副会長が報告しました。
倉敷商工会議所観光委員会の有志による「倉敷トイレプロジェクト」が、今年6月にインターネットでアンケートを実施。
倉敷美観地区の施設内にあるトイレ5カ所と、24時間使える公衆トイレ4カ所について、設備が整っているか、改修が必要かを問いました。
535件の回答から「利用していない」という答えを除くと、バス専用駐車場、倉敷物語館など、施設の中にあるトイレはいずれも「整っている」と答えた割合が多くなりました。
一方公衆トイレは、4つのうち2カ所で「整っていない」の割合が上回りました。
その一つ、倉敷川沿い中橋のそばにある公衆トイレは段差がありバリアフリーに問題があります。
もう一つ、阿智神社の西参道入口にある公衆トイレは男女共用です。
アンケートでは、この2カ所のトイレについて3割以上の人が「改修が必要」と答えています。
報告を受け、協議会の委員からは、観光地にふさわしいトイレの整備を求める声が相次ぎました。
倉敷トイレプロジェクトでは、今回の調査結果や意見を踏まえ、倉敷市が所有する土地への公共トイレ新設や既存のトイレの改修、民間の公共トイレに対する補助制度の創設などを、倉敷市に要望するということです。