倉敷市や総社市など高梁川流域エリアの中学・高校生による陸上競技大会が開かれました。
今年は70回大会を記念して、元オリンピック選手が駆けつけ、ランナーたちにエールを送りました。
新型コロナなどの影響で5年ぶりに開催された高梁川流域中学・高校リレー大会には、21校494人がエントリーしました。
中学生の4×100mリレーでは、予選を勝ち上がった男女16チームがバトンを繋ぎ、トラックを駆け抜けました。
女子は、予選で記録が伸び悩んだ倉敷南中学校が勝負強さを発揮して、12大会ぶりの栄光をつかみ取りました。
また男子は、東陽中学校が中盤からトップに立ち、そのまま逃げ切って11大会ぶりの優勝を手にしました。
大会ではリレー以外にも、800m、3000mの個人種目が設けられました。
選手たちの熱い走りに、仲間から大きな声援が送られました。
1954年から始まり、今年で70回目を迎えた歴史ある大会に、今年はゲストが登場しました。
東京オリンピック陸上400mハードルに出場した玉野光南高校出身の安部孝駿さんです。
安部さんは表彰式で優秀選手を讃えた後、すべての出場選手を前にトークショーを開きました。
ハードル競技の実演では、中学生の選手を圧倒する世界の走りを見せました。
また、高校時代に残した好成績は、メンバー全員が持てる力を100%出した結果と振り返り、それに必要な心構えを伝えました。
また参加者には、安部さんの貴重な競技グッズもプレゼントされ、節目の大会を盛り上げました。