茶道の2大流派の抹茶と和菓子が楽しめるお茶会が倉敷市で開かれました。
倉敷市芸文館で行われた「くらしき市民茶会」では、倉敷市内の裏千家と表千家の2流派の茶道愛好家がそれぞれの流派で訪れた人をもてなしました。
裏千家流は4階の和室でお点前を披露しました。
お茶を点てたときのなめらかな泡立ちが特徴の流派です。
お茶菓子は秋の風に揺れる稲穂を色や模様で表したきんとんです。
訪れた人は、お点前をいただいた後に茶碗を眺めたり、茶道の文化について交流を深めたりして楽しんでいました。
また、1階のアイシアターでは表千家流のメンバーが初めて参加する人も気楽にお茶を楽しめるよう机といすを準備してもてなしました。
表千家は茶せんをゆっくり回しきめ細かい泡に仕上げるのが特徴です。
お茶菓子には楊枝などの茶道の持ち物がなくても手で簡単に食べられる饅頭が用意されました。
「くらしき市民茶会」は茶道をはじめて体験する人にもお茶の文化を楽しんでもらおうと市民茶会実行委員会と倉敷市文化連盟が毎年開催していて、今年で19回目を迎えました。
来年は、表千家流は和室で、裏千家流はアイシアターでのてなしを予定しています。