玉野市消防本部と岡山県防災航空隊が合同でヘリコプターを使った実践型救助訓練を行いました。
訓練には玉野市消防本部の21人と岡山県消防防災航空隊の6人が参加しました。
訓練は、みやま公園内にある岩山の付近で30代の男性が体調不良を起こし動けなくなり、自分の居場所が分からなくなった想定で行われました。
地上にいる指揮隊からの指示を受け拠点とする岡山空港を飛び立ったヘリコプター「きび」は約30分で現場のみやま公園付近に到着しました。
山の中にいる救助隊と防災ヘリの隊員が連携を取りながら位置を特定し、動けなくなった人をロープで吊り上げ、みやま公園にある広場へ移動。
待ち構えていた玉野市の救急隊員へ受け渡しました。
着陸現場周辺では公園を利用する人に飛散物などが当たらないよう安全確認も行われました。
県の防災航空隊によると、今年はきのう(10月1日)までに県内外で14回出動していて、特に山での滑落事故の救助が多いということです。
訓練終了後にはヘリコプターの設備について説明が行われ、いざという時のさらなる連携力強化が図られました。