倉敷商工会議所は、建設土木業界の人材を確保するため、倉敷市内の高校に土木科を設置するよう県の教育委員会に要望しました。
岡山県庁を訪れたのは、倉敷商工会議所の中谷庄吾副会頭と、会議所建設委員会の岡本靖麿呂委員長、井上裕康理事の3人です。
岡山県立高校では、岡山工業、笠岡工業など5つの高校に土木系の専門科を設けています。
倉敷市内には工業高校が2校ありますが、いずれも土木科は設置していません。
倉敷地区の建設土木業全体の有効求人倍率は6.7倍で、業種全体の倍率と比べて非常に高く、新卒の採用も難しい状況だそうです。
(今年6月時点ハローワーク倉敷中央管内)
中谷副会頭は、建設土木業界が地域のインフラ維持だけでなく、災害時の復旧復興に欠かせないと強調。
倉敷地域で人材を確保する環境を整えるため、倉敷市の高校に土木科の設置を求めるとした要望書を岡山県教育委員会の室 貴由輝 学校教育推進監に渡しました。
県教育委員会は、「倉敷商工会議所の皆様の想いは、しっかりと聞かせていただいた」とコメントしています。