「もったいない」をテーマにものづくりや飲食の現場で生じる捨てられてしまうものを活用、販売するイベントが倉敷市で開かれました。
ものづくりの過程で出る正規品として取り扱えない商品「B品」。
会場の倉敷アイビースクエアには、手ごろな値段のB品や廃棄されるものを活用した製品を販売する33のブースが並びました。
こちらの足袋シューズは、わずかな色の違いや汚れがあるため、最大で4000円以上値引きされています。
木材や木のおもちゃなどを扱うこちらの企業は、製造過程で出る「かんなくず」を使い、リースを作りました。
そのほかにも、衣料品や雑貨などさまざまな商品が並び、来場者はお得な買い物を楽しんでいました。
飲食ブースでもフードロス削減に向けた商品が販売されました。
倉敷市内の飲食店などと協力して商品開発を行う倉敷翠松高校のネオマーケティングクラブは、生地とカスタードに倉敷産の黒豆を使ったシュークリームを考案しました。
このイベントは、県内でものづくりを行う3つの企業が企画し、おととしから毎年この時期に開催されています。
イベントの売り上げの10%は、県内で子ども食堂を運営する団体や災害ボランティア団体などに寄付されます。
ステージでは、主催者と寄付を受ける団体が活動の紹介や今後の展望などを話すトークショーが行われました。