開業120周年を迎えた吉備線の駅を巡る歴史講座が開かれました。
「吉備線のトリビアを探そう」と題した吉備線探訪ツアーには6人が参加しました。
出発点の総社駅では、ホームの番号が昔と今で変わっていることや、駅の自由通路が市道であることなどを学んだ後バスで一駅ずつ順番に見て回ります。
服部駅では、近くに移設された昔の駅舎を見学。
平屋建ての屋根には中国鉄道時代の鬼瓦が残っていて、歴史の名残を感じていました。
足守駅では、貨物の引き込み線の跡から南側に貨物ホームがあったことや、備中高松駅では、最上稲荷への参拝客が多い正月に臨時の改札を設けていたことなど、それぞれの駅に残る吉備線の歴史や豆知識を訪ねました。
吉備線開業120周年記念イベントの一環として、普段電車に乗っているだけでは見られないところを見学してより吉備線を深く知ってもらおうと吉備線を愛する会が企画しました。
今回のツアーにあわせて、吉備線に10カ所ある駅のうち6つに設置されたクイズラリーも行われました。
総社駅のクイズは、架線の柱にデザインされている動物を問うものです。
正解は・・・ネズミ。
JRの改札の窓から北側を覗くとかわいらしいネズミの姿が見えます。
次回の吉備線探訪ツアーは、「総社市近郊の廃線めぐり」と題して8日(日)に開かれます。
申し込みは吉備線を愛する会までお願いします。