玉島信用金庫は、地域経済の振興に取り組む事業者へ助成金を贈りました。
「夢キックオフ」と銘打ったこの制度は、倉敷市など玉島信用金庫の営業エリアで、地域経済の振興や社会課題の解決を目的にした新規創業などを行う事業者に助成金を贈るものです。
通算21回目となる今年度は、20件の応募があり、審査の結果8つの事業者へ合わせて300万円助成することになり、玉島信用金庫の宅和博彦理事長から目録が贈られました。
大若美恵子さんは、これまで行っていたデニム関連の仕事経験をもとに、小柄な女性が格好良く着こなせるアパレルブランド「THIS&sew」を、去年から倉敷駅前で展開しています。
田淵真理子さんは、障がい者や介護の必要な人でも安心して利用できる美容院を先月、中庄にオープンしました。
自らの経験を生かしたいといいます。
大野恵子さんは、倉敷美観地区のそばにある親族所有の木造家屋を改装し、1棟貸しのゲストハウス「べラミモンドくらしき」を開業しました。
来年はもう1棟を改装する計画です。
この日は、資格取得やスキルアップなどの人材育成を支援する事業「クラーク」の贈呈式も行われ、今年度は10団体に合計249万円が贈られました。
なお、クラークの助成金額は2014年度からの累計で187件 1636万円、夢キックオフは2007年から累計で7165万円となりました。