備前焼・雪舟窯の教室生による作品展が、総社市の雪舟生誕地公園で開かれています。
会場には、総社市赤浜の大嶋肇さんが構える雪舟窯の陶芸教室に通う生徒の作品が並びます。
40代から80代までの20人が、花器や食器など約80点を出品しました。
備前焼は、同じ土を使っていても、焼く時の温度や窯に置いた位置で色が変わったり、灰がかかって溶けるとツヤが出たりするなど様々な表情を楽しめます。
こちらは、陶芸歴4年の村山育子さんの作品です。
人がひざを抱えているように見える背の低い器「蹲」に初めて挑戦しました。
指で側面を凹ませる時の力加減に苦戦したそうです。
村上千佳子さんは、星やハートに型抜きした穴からライトの光がこぼれるイルミネーションを出展しました。
10年ほど前、村上さんが陶芸を始めたばかりの頃に作ったもので、お気に入りの作品の1つです。
雪舟窯は、35年ほど前に大嶋さんが築き、月に1度陶芸教室を開いています。
作品展も定期的に行われていましたが、新型コロナの影響で中止が続き、今回5年ぶりの開催となりました。
雪舟窯の教室生作品展は、今月7日(金)まで雪舟生誕地公園で開かれています。