西日本豪雨災害で被害を受けた、高梁川流域と小田川流域の自治体の首長と国と県による意見交換会が7日、倉敷市で開かれました。
小田川流域の意見交換会には、伊東香織倉敷市長など流域4つの自治体の首長が出席し、国や県の担当者からハード・ソフト対策の取り組み状況について報告を受けました。
去年3月、4.6キロ下流に付け替えた小田川合流点では、台風の大雨による水位の上昇が大幅に低減し、高梁川側で約0.8m、小田川側で約4.6mの水位低減効果があったと推定値を報告しました。
続く、高梁川流域の意見交換会には、総社市の片岡聡一市長などが出席し、酒津の堤防強化に向け動いていることや、清音地区の浸水対策、浸透対策を進めていくことなどが報告されました。
自治体からは、河川整備に対する評価とともに、土砂の撤去など引き続き治水対策を求める声があがりました。
意見交換会は今回で最後となりますが、国や県は、今後も連携して流域治水に取り組んでいく考えです。