玉野市は、過去最大となる新年度の当初予算案を発表しました。
新庁舎の整備事業や瀬戸内国際芸術祭に向けた観光推進事業などを盛り込んでいます。
玉野市の新年度予算案は、一般会計で過去最大の308億3600万円です。
(前年比41億6600万円増、伸び率15.6パーセント増)
300億円を超えるのは初めてで、庁舎整備や廃棄物広域処理事業といった大型事業などが増加の主な要因となっています。
■庁舎整備事業 34億3300
新庁舎は、来年6月完成に向けた整備工事費として現在工事中で、34億3300万円を計上しています。
■廃棄物広域処理事業 9億3200万円
広域処理施設の整備と施設へ効率的に搬入するための中継施設の建設に着工する費用などに9億3200万円があてられています。
■瀬戸内国際芸術祭開催事業770万円
今年度は、瀬戸内国際芸術祭が開催され大阪・関西万博と合わせて、国内外から多くの観光客が訪れる見込みです。
■観光おもてなし推進事業4100万円
今回は、宇野港エリアに加え、田井地区やみやま公園にもアート作品を展示します。
周遊して鑑賞するため、宇野駅から田井地区やみやま公園を結ぶ無料シャトルバスを芸術祭期間中1日7便運航し、市内の回遊性を高めます。
オープニングイベントの開催や案内所の運営にも充てられます。
■小学校情報機器整備事業 1億8400万円、中学校情報機器整備事業9600万円
教育面では、市内の小中学校で使っている学習用端末を故障やバッテリーの劣化のため、小学校で2559台、中学校で1338台全て更新する費用があてられています。
鉾立地区の児童が胸上小学校へ通うスクールバスの運行費に2100万円、大規模校になる宇野中学校の空調やエレベーター整備など中学校大規模改造事業に2700万円が盛り込まれています。
そのほか、「広報たまの」のページ数拡大や全面カラー印刷に1800万円、「地域おこし協力隊」を委嘱しシティプロモーションを実施する事業に340万円が計上されています。
条例の改正案では、光熱費の高騰などによる維持管理のため、渋川マリン水族館の観覧料を変更する改正案が出されました。
今年5月1日から、15歳以上500円から800円に、15歳未満を250円から400円に値上げするものです。
玉野市議会3月定例会は2月20日(木)に開会します。