岡山市南区で発生している山林火災はきのう(25日)夕方から玉野市と岡山市の境で火の勢いが強まり玉野市は、きのう夜約460世帯に対し避難指示を出しました。
岡山市南区で23日から発生している山林火災はきのう(25日)、日中は小康状態となっていましたが午後4時ごろ、玉野市にほど近い貝殻山公園の北で再び火の手があがっていることが確認されました。
夜にかけて、火の手は東に向かって広がっていき玉野市番田地区では民家から約800メートルの場所まで拡大。
さらに北方地区でも民家から約1キロの場所で燃えているのが確認されたことから玉野市はきのう午後7時30分に番田地区の303世帯、646人それから20分後に北方地区の161世帯341人に警戒レベル4の避難指示を発表。
鉾立公民館に避難所を開設し最も多い時で3世帯6人が避難しました。
一晩明け、きょう(26日)は午前6時からヘリコプターを使った消火活動が行われ玉野市によると午後5時現在、火の手は弱まり民家への延焼の可能性は低いということです。
しかし、引き続き予断を許さない状況であるため玉野市消防本部は鉾立小学校に仮の本部を設置し警戒にあたっています。
きょう午前、玉野市の柴田義朗市長が本部の視察に訪れ警戒態勢などを確認しました。
午後5時現在、玉野市でのけが人の報告はありません。
また、この山林火災の影響で県道 飽浦東児線の一部区間や児島湾大橋などが通行止めとなっています。