倉敷市の重要文化財を利用したギャラリーで裂き織りやアクセサリーの展示が開かれています。
倉敷市重要文化財 楠戸家住宅を利用したギャラリー「アートスペースはしまや」で開かれているのは、「手仕事を楽しむ仲間展」です。
会場には、古い着物をひも状に裂いて横糸にして織る伝統的な技法「裂き織り」で作った作品や有田焼の皿、とんぼ玉のアクセサリーなどが並びました。
この展示は裂き織り作品を手掛ける若林光代さんが手芸店や作品展で絵付け作家の久山三智子さん、とんぼ玉作家の末吉良子さんに声をかけたことがきっかけで開かれました。
こちらは裂き織りで作られたかばんです。
若林さんは、家族が着物を処分する際、何かに再利用できないかと考え8年前から裂き織りを始めたということです。
デニムや倉敷帆布を使っているかばんやポーチなどもあり約50点が並んでいます。
こちらの有田焼は久山さんが全て手作業で絵付けをしています。
大皿は繊細な作業が多く、約1年間の製作期間を経て完成しました。
とんぼ玉はネックレスやキーホルダーのほか、クリスマスツリーなど季節の雑貨、約200点が展示されています。
ガラスを1000度ほどに熱し繊細な模様を施す作品にはファンも多く、作品展ごとに買い求める客もいるということです。
会場では作品の展示、販売のほか陶器への絵付け体験、裂き織り体験も行われました。
手仕事を楽しむ仲間展は21日(月)まで開かれます。