3年に一度の現代アートの祭典・瀬戸内国際芸術祭が開幕しました。
会場のひとつ、玉野市には新作アートがお目見えし四国の島々への玄関口となる宇野駅や宇野港には多くの人が訪れていました。
開幕初日のきょう18日、瀬戸内国際芸術祭の会場であり、四国の島々への玄関口にもなっている宇野駅や宇野港には、午前中から多くの観光客が訪れました。
スタッフの案内を受けながらアートの旅をスタートさせました。
今年は、宇野港周辺だけでなく新たにみやま公園が展示会場になったことから、玉野市内の展示エリアを周遊できる無料バスが1日7便運行されています。
宇野港エリアにはこれまでの展示作品に加え今回の芸術祭に合わせて作られた新作が登場しました。
宇野港の直島行きフェリー乗り場近くに登場したのは「しまSHIMA2025」。
建築家の妹島和世さんと西沢立衛さんがデザインを手がけた座れるアートです。
瀬戸内海にうかぶ島をイメージした作品で、島に見立てた8台のベンチが並んでいます。
元は宇高連絡船が発着していた場所に出現したのは、韓国・済州島出身の現代アート作家プ・ジヒョンさんが手掛けた巨大なインスタレーション「The Home」です。
宇宙船のエンジンをイメージしたもので、100個あまりのステンレス部品を組み立てました。
今回初めて作品展示エリアとなったみやま公園のわんぱく広場には、京都府出身の美術家・金氏徹平さんが制作した「Hard Boild Daydream」が登場。
ステンレス板にマンガのモチーフをプリントし制作したもので、空想と現実の世界が混ざりあっている空間を作り出しているところが魅力です。
瀬戸内国際芸術祭の春会期は5月25日(日)までです。
あす19日は、午後3時から宇野港シーサイドパークで宇野港エリアのオープニングセレモニーが開かれます。