倉敷鷲羽高校で大津波の発生を想定した避難訓練と防災講話が開かれました。
避難訓練は、海抜40メートルの高台に位置していて近隣住民の避難場所に指定されている倉敷鷲羽高校で行われました。
震度6弱の地震が発生し大津波警報が発令された想定で緊急地震速報が流れると生徒は机の下に潜って身を守りました。
揺れがおさまったことが確認されると速やかに体育館へ避難しました。
続いて防災講演会が行われました。
岡山県警本部警備課の坪井孝文さんが講師を務め、東日本大震災や西日本豪雨災害、能登半島地震などの災害対応に携わったことを紹介しました。
そのうえで、今後起こる可能性がある南海トラフ地震では、早く逃げ始めるほど犠牲者が少なくなるという想定を説明し、早めの避難が大切なことを呼びかけました。
生徒は被災地の写真や倉敷市のハザードマップを見ながら防災についての理解を深めていました。
倉敷鷲羽高校では今後、近隣の小学校や幼稚園と連携した防災訓練を行う方針だということです。