総社市は6月定例市議会に提出する補正予算案を発表しました。
一般会計の補正額は総額8億4200万円です。
去年の同じ時期に比べ3億5500万円減っています。
このうち、きびじアリーナと武道館に空調を整備するための費用に約4億8900万円が計上されています。
1972年に竣工したサブアリーナと2002年のおかやま国体にあわせて建設したメインアリーナはいずれも空調がなく、暑い時期は仮設のエアコンなどを設置していました。
1989年に設置された武道館とともに災害時の避難場所に設定されていること、昨今の気温上昇を考慮した熱中症対策として来年度までに総額12億2000万円かけて空調を整備します。
工事は約7カ月かかり、その間は休館します。
完了は2026年6月末を見込んでいます。
また、昨年度実施された定額減税調整給付金の支給額に不足がある人への追加で給付するための費用に約3億3800万円を充てています。
前の年より所得が下がった人約9700人を対象に差額を支払う為の費用です。
補正予算案は来月6日開会の6月定例市議会に提案されます。
定例会初日にはこのほか、総社市役所の職場におけるハラスメントを防止するため順守する内容や適切な対応策を定める条例案を提出します。
市長をはじめ特別職も対象で、議員からのハラスメントには議長への申し立てを行うことが盛り込まれています。