西日本豪雨災害の発生から、来月で7年が経ちます。
倉敷市真備町の川辺地区では、住民が防災について楽しく学べる体験型イベントが開かれました。
「防災フェス」と題されたイベントは、住民の防災意識向上に向け取り組む川辺復興プロジェクトあるくや川辺地区まちづくり推進協議会などでつくる川辺ぼうさいチームが開いています。
会場には、防災について学べる9つのブースが設けられました。
参加者たちは、重り付きのベストや視野が狭くなるゴーグルを身に付け避難の際に支援が必要な高齢者の動きを体験したり、非常持ち出し品に関するクイズをしたりして防災への理解を深めていました。
こちらでは、けが人に見立てた人形を毛布の担架で運びます。
端を丸めると持ちやすくなることや患者が進行方向を確認できるよう足側から運ぶことなどを確認し、力を合わせて救助しました。
そのほかにも、川辺小学校の児童が作成した地域の危険箇所をまとめたマップの展示や、非常食の試食などもあり、災害への備えを考える機会となっていました。
合わせて、災害が起こった時に無事を知らせる黄色いタスキを玄関先に掲げる訓練も行われました。
1321世帯のうち842世帯が参加し、参加率は去年を2.2ポイント下回る63.7パーセントとなりました。
川辺地区の防災フェスと安否確認訓練は、2021年から毎年開かれ、今年で5回目となりました。