かつて総社で栽培がさかんだったハッカを育て、郷土愛を育む学習に阿曽小学校の3年生が取り組んでいます。
きのう12日、地域住民の農園を見学しハッカの収穫方法を学びました。
総社市久米の住田農園に訪れたのは、阿曽小学校3年生の22人です。
児童たちは5月から学校でハッカの鉢植え栽培に挑戦しています。
この日は、ハッカを栽培している地域住民の住田美千代さんの農園を見学し、刈り取る時に下側の葉を残すことで何度か収穫できるなどのポイントを教わりました。
また、住田さんの農園で栽培されているハッカを観察したり葉を触って手についた香りをかいだりして、ハッカの栽培について理解を深めました。
続いてやってきたのは、総社商店街筋通りにある旧堀和平邸です。
この建物を活用する、「総社商店街筋の古民家を活用する会」では、総社産のハッカを復活させるプロジェクトに取り組んでいます。
乾燥させているハッカを見学し、作業工程を学びました。
この活動は、阿曽小学校の3年生の総合学習「総社大大大すきプロジェクト」の一環で行われています。
総社商店街筋の古民家を活用する会や住民グループの「阿曽応援部」を講師に、総社とハッカの歴史について学び、ハッカを実際に育てて収穫することで郷土愛を育みます。
阿曽小で栽培しているハッカは、今月27日に刈り取って乾燥させ、ハッカ茶にして味わうということです。