今月22日で水島空襲からちょうど80年が経ちます。
倉敷市の水島図書館では、戦争の悲惨さを伝える「戦災のきろく展」が開かれています。
1945年6月22日、当時軍用機を製作していた三菱重工業水島航空機製作所はアメリカのB29爆撃機110機による空爆を受け、11人が命を落としました。
倉敷市の水島図書館では、戦争の悲惨さを知り平和の尊さを学んでもらおうと被害写真などを集めた展示を行っています。
爆撃を受けた後の悲惨な光景を記録した写真や、工場で生産された戦闘機の写真などがパネルで紹介されています。
兵士の戦場での幸運を祈り1000人の女性が一針ずつ結び目を作った「千人針」や軍人が所持する「軍隊手帳」など戦時中を生きた市民から集めた資料もあわせて展示されています。
戦争に向かう人の活躍を祈って寄せ書きされた日章旗には生々しい銃弾の跡が残っています。
そのほか、広島・長崎への原子爆弾投下に関する資料も展示されています。
戦災のきろく展は24日(火)まで水島図書館で行われます。
なお、水島図書館での展示後は市内の各図書館でも巡回展示が行われる予定です。
真備図書館 6月26日~7月2日
児島図書館 7月17日~23日
船穂図書館 7月26日~31日
中央図書館 8月5日~15日