献花台は、総社市役所の旧庁舎に設置され、地域住民や遺族が訪れ手を合わせました。
総社市は西日本豪雨災害で1151棟が被災、災害関連死を含む12人が犠牲になりました。
出席者は総社市が復興のシンボルとしているヒマワリの花を手向け犠牲者を悼みました。
災害の経験を伝承するため開かれた防災講演では、西日本豪雨災害発生当時総社市の神在小学校の校長だった田中圭子さんが当時の経験を語りました。
神在小学校がある下原地区では、大雨による浸水に加えアルミ工場の爆発という二重被害を受けました。
神在小学校も爆風の影響で、教室や体育館の窓ガラスが割れてしまいました。
子どもたちにできるだけ早く日常を取り戻してあげたいと職員で協力して机の引き出しの中に入ってしまった窓ガラスの破片を取り除いたことなどが紹介されました。
また、災害が起きた時に迷わず行動できるよう避難訓練の大切さを訴えました。
このほか、七夕飾りが用意され出席者は、復興への思いや痛ましい災害が起こらないよう願いを込め、短冊を飾りました。