人生を終える前の事前準備として、最近注目を集めている「終活(しゅうかつ)」についてアドバイスする講演会が、ライフパーク倉敷で開かれました。
この講演会は、介護・高齢者情報の提供を手掛ける「NPO法人介護ん」が主催し、およそ100人が話を聞きました。相続問題に詳しいNPO法人はあとふるネットワーク理事長の瓜生浩輔さんが講師を務め、「終活」に大切な三つのポイントを紹介しました。まずは、今の自分を充実させるために、恋やふれあいを大事にして、元気に生活することが大切だと強調。そのうえで、「もしもに備える」ため、判断力が低下した場合に効果的な、任意後見制度を紹介しました。さらに、瓜生さんが受ける相談の半数を占めるという財産問題についてアドバイス。農家・個人事業主の相続や、相続人以外に財産を与える場合など、遺言書を活用すべきケース以外は、今のうちに解決しておくことが重要だと訴えました。