総社市の防災機能を備えた常盤公園で地域コミュニティ連携による外国人住民と一緒の防災訓練が行われました。
今回の訓練は、災害時に地域で助け合う自主防災組織の強化と地域に暮らす外国人住民にも参加してもらおうと総社市の神在コミュニティ協議会と上三輪連合町内会が主催したものです。総社市消防署と外国人防災リーダーの協力のもと行われた訓練には、外国人50人を含む約170人の住民が参加しました。参加者は、常盤公園内にある非常用トイレやかまどベンチなど災害時に役立つ設備について説明を受けたあと、特に外国人住民には、英語、ポルトガル語、中国語の通訳を交えながら、火事や台風、地震などの災害の時に使う日本語や非常用持ち出し袋に準備するものなどが紹介されました。さらに、煙の中を逃げる訓練や震度6から7の地震の揺れを体感したり、毛布やシャツなどを利用して担架を作る方法を学んだりしました。そのほか、アルファ米に水を入れて作る非常食の試食体験も行われました。訓練参加者は、家庭や自分を守り地域で助け合う自主防災への認識を新たにしていました。