地域の食文化を反映した「ご当地グルメ」。町おこしにもつながると、多くの自治体が注目しています。総社市では、特産商品として新たな商品を開発、販売を始めました。細川記者のリポートです。
総社市が去年11月に売り出した「そうじゃ消防署カレー」。これまでに2万食を売り上げるヒット商品です。その第二弾として、今回新たな商品が開発されました。
記者「総社市役所にやって来ました。総社の特産品を使った新たなご当地グルメが誕生しました。」
今月21日、新しいご当地グルメの誕生と販売開始を記念したセレモニーが行われました。開発されたご当地グルメは、山手地区特産のセロリを使ったトマトスープ「そうじゃセロリのミネストローネ」です。限定900食を販売します。
インタ)そうじゃ地食べ公社風早政巳 事務局長
総社市の山手地区は、西日本有数のセロリの産地です。昭和50年代に最盛期を迎え、専業で60軒のセロリ農家があったそうです。その後、高齢化と後継者不足から、その数が減少し、今では7軒のみ、出荷量も10分の1に減少しています。
総社市西郡のセロリ農家 劒持孝明さん35歳。多くの人がセロリ栽培をやめていく中、今年1月から本格的にセロリ栽培をはじめました。
インタ)セロリ農家劒持孝明さん
山手産のセロリは、さわやかな香りと肉厚、みずみずしさが特徴です。そんな山手のセロリと産地総社の知名度アップを狙いに開発されたミネストローネは、刻んだセロリを鶏肉とともにトマトベースの野菜スープで煮込みました。今年2月から何度も試作を繰り返し、やっと完成しました。
インタ)試食した人の感想―
インタ)セロリ農家劒持孝明さん
この商品は、総社市役所のほか国民宿舎サンロード吉備路などで、1パック1人前180グラムが300円で販売されます。