介護予防に役立てようと総社市が取り組んでいる「いきいき百歳体操」の実践現場をインドネシアとネパールの看護師のリーダーが視察しました。
視察に訪れたのは、インドネシアハサヌディン大学の看護学科長アリヤンティさんとネパールの看護学校の教員プナムさんの二人です。いずれも、国際貢献事業として県立大学が協定を結ぶ大学から招いた研修生です。来日した二人は、県立大学や県内の病院などで日本の看護の実際を学びました。21日は、総社市の新本分館で週1回「いきいき百歳体操」を実践している「新本イキイキクラブ」を視察しました。健康寿命の延長を目的に総社市では、「いきいき百歳体操」の普及に取り組んでいて、現在、市内133カ所約2000人の高齢者が実践しています。視察に訪れたインドネシアのアリヤンティさんとネパールのプナムさんは、平均年齢82歳の新本イキイキクラブのメンバーと一緒に百歳体操を体験しました。百歳体操の実践現場を視察したアリヤンティさんは、「インドネシアの大学の看護学科の学生に教えたい」また、プナムさんは「介護予防を目的に日本の行政が取り組む『百歳体操』をネパールでも広めたい」と感想を話していました。百歳体操をした後は、新本イキイキクラブのメンバーと歓談するなど楽しい国際交流のひと時を過ごしました。