倉敷市の平成29年度国民健康保険料が3年連続で据え置かれる方針になりました。
17日、倉敷市国民健康保険運営協議会の熊谷忠和会長が倉敷市役所を訪れ、平成29年度の保険料を据え置くなどとした市の方針を原案どおり了承することを生水哲男副市長に答申しました。倉敷市では、高齢化などの影響で平成29年度の一人あたりの医療費は前の年に比べて3・1%上昇。国民健康保険事業の予算は11億円不足すると試算しています。そのため、前の年の繰越金と国保財政調整基金で6億円穴埋めしますが、さらに足りないことから、市の一般会計から5億円繰り入れる特例措置を実施します。また答申では、保険料の軽減対象を見直すことも了承され、平成29年度は対象が190世帯拡大する見込みです。一般会計からの繰り入れは、20日提案する平成29年度当初予算案に盛り込みます。