総社市の農業委員会は、2月20日、遊休農地再生整備事業としてきびじ農業後継者クラブと協力して耕作放棄地の開墾作業を行いました。放棄地の再生と農業に取り組む若者の意欲がマッチングした動きとして注目されます。
開墾作業が行われたのは、総社市久代の耕作放棄地約50アールです。総社市農業委員会では、平成27年度から遊休農地再生整備事業として農地の有効利用と耕作放棄地の発生防止活動に取り組んでいます。
【インタビュー】総社市農業委員会・川田嘉(よみす) 会長
この再生後の農地で桃作りをしようと手を上げたのがきびじ農業後継者クラブの一人総社市三輪の桃農家渡辺謙太郎さん35歳です。開墾作業には、渡辺さんを応援しようと農業委員会をはじめ、きびじ農業後継者クラブのメンバー約40人が参加し、2メートル以上に伸びた笹竹を刈り取ったりビニールハウスの残骸を撤去していきました。
【インタビュー】きびじ農業後継者クラブ・永倉隆大副会長
きびじ農業後継者クラブ・渡辺謙太郎さん
なお、総社市農業委員会では、平成27年度は25アール、今年度は70アールの遊休農地を再生整備し、米づくりや桃栽培に活用しています。
総社市農業委員会・遊休農地再生整備事業
2017年2月20日(月)
取材場所 総社市久代