古い着物をリメイクしたちりめん細工の展示会「古布を楽しむ」が、総社市の集義館で今日(24日)から開かれています。
この展示会は、玉島や生坂で和裁教室を開いている久保田一美さんが今回初めて総社で開催したものです。会場には久保田さんと教室生およそ15人による色鮮やかなちりめん細工が展示されています。ほとんどのちりめんは明治・大正時代のもので、古くなった着物をミニ着物に仕立て直したものや、教室で毎年制作しているかわいらしい干支の作品などが並んでいます。古いものでは江戸時代の「江戸ちりめん」をつかった花嫁人形があり、鮮やかな文様や、現在では出せない落ち着いた色あいが見る人を楽しませています。全ての作品が手縫いでつくられており、雛飾りと一緒に飾る吊り飾りは、教室生が孫のひな祭りのために一年がかりで制作したものです。久保田さんの教室生によるちりめん細工展「古布を楽しむ」は26日、日曜日まで開催されています。