総社市長良地区の岡山総社インターチェンジ流通センターに郵便物などの集荷・配送を行う大型物流拠点「岡山郵便局」が完成しました。5月22日からの稼働を前に、きょう、開局披露式典が行われました。
式典には、日本郵政や総社市の関係者など100人が出席し、テープカットで開局を祝いました。岡山総社インターチェンジ付近に開局した「岡山郵便局」は、延べ床面積3万8千平方メートルの4階建てです。これまで岡山中央郵便局、倉敷郵便局、福山東郵便局で行っていた郵便物や宅配便の仕分け作業を一括して最大350人の職員で行います。3局の業務を1か所に集約することで作業の効率化が期待されます。岡山県全域と広島県東部の125局が配送エリアで、一日平均222万8千通の郵便、3万9千個のゆうパックの取り扱いを見込んでいます。なお、一般向けのATMや窓口は設置していません。また、中四国・九州で初めて「物流ソリューション」を展開します。これは、ネット通販業者などの商品を郵便局内に保管し、梱包から配達までを請け負うというものです。現在のところ5事業所の年間およそ100万個の出荷を見込んでいます。
【インタ】日本郵便株式会社岡山郵便局開局準備室大谷肇室長
岡山郵便局では、5月22日から倉敷郵便局エリアの仕分けから始め、9月までに全エリアの業務を開始します。