備中県民局では、管内の就労継続支援A型事業所を応援するためのフォーラムを初めて開催しました。
就労継続支援A型事業は、障がいのある人が雇用契約を結んで一般企業で働くことができるように就労支援をする障害福祉サービスです。県内のA型事業所の約8割が生産活動による収益だけで利用者の賃金を賄(まかな)えていない状況で、今年7月に発生した倉敷市内の事業所が経営悪化で事業を一斉廃止した案件を受けA型事業所の運営の在り方に注目が集まっています。今回のフォーラムは、A型事業所の利用者が安心して働ける環境を整えるため経営改善や事業の安定化に取り組んでいる事業所を支援しようと備中県民局健康福祉部が開いたものです。会場には、管内7市3町から35の事業所や関係者45人が参加し、NPO法人就労継続支援A型事業所協議会萩原義文理事長を迎え「A型事業が果たす役割」についてアドバイスを受けました。また、総社市における事業所同士の連携の取り組みなど経営改善に必要な考え方や事例について学びました。
備中県民局A型事業所応援フォーラム
【取材日】2017年11月20日
【場所】備中県民局
【住所】倉敷市羽島