あす(28日)から大原家旧別邸有隣荘の春の特別公開が始まります。
今回は、「児島虎次郎と中国」と題し、中国の旅から生まれた作品を紹介します。
今年の春の有隣荘特別公開に合わせて行われる展示は大原孫三郎の支援を受け、ヨーロッパで画業の研鑽を積んだ洋画家、児島 虎次郎の作品です。虎次郎は、100年前の1918年に初めて中国へ渡り半年ほどかけ中国から朝鮮半島を巡ったことを皮切りに4度中国を旅しています。会場には、虎次郎が旅を通じて出会った風景や人物を描いた油彩、水彩中国で収集した陶器12点を展示しています。こちらは、虎次郎が上海で見た京劇に大きく感動し描いたものです。虎次郎は、劇を鑑賞した翌日2人の俳優をスケッチし、帰国後に作品を完成させました。今回の特別公開は、虎次郎の目に映った中国を感じるとともに有隣荘から見える倉敷川沿いの新緑を楽しむことができます。春の有隣荘特別公開は、27日(金)から5月6日(日)まで開かれます。