備前焼のルーツとされる古代の須恵器と現代の備前焼作品の対比を楽しむことができる企画展が倉敷考古館ではじまりました。
土と炎の芸術とも言われる備前焼。
素朴な味わいが特徴の備前焼は古代の須恵器がルーツとされています。
この備前焼の原点をたどる企画展が倉敷考古館ではじまりました。
会場には現代の備前焼をはじめ桃山時代の古備前、そして古墳時代の須恵器までの貴重な作品およそ70点が並びます。
この展示をプロデュースしたのは陶芸家の児島塊太郎さんです。
備前焼の原点に注目をしてもらおうと企画しました。
また古墳時代に儀式などで使われていたこちらの須恵器も今の備前焼につながる要素があると児島さんは考えます。
備前焼の陶芸家として初めて人間国宝となった金重陶陽さんの作品にも同じようなデザインがあり、こうした現代の備前焼と古代の作品を比べて楽しむことができます。
この展示は倉敷考古館が春と秋の年2回開催している企画展に合わせて行われました。
備前焼のルーツをたどる企画展は来月(6月)24日まで倉敷考古館で行われています。